- ワレモコウ(吾亦紅)
秋、長く伸びた茎が分岐し先端に深紅の小さな穂状花序をつけます。花弁がないため花がひしめく合うように密集し、小さな実がなっているように見えます。長い花穂が風にゆれる姿が暮れゆく秋の情景をしみじみと感じさせるのでしょう、万葉 …
- オミナエシ(女郎花)
夏から秋にかけ、60㎝から90㎝ほどに伸び上がった花茎に鮮やかな黄色・穂状の花序をつけます。開花を長く楽しめるのはうれしい特徴です。秋の七草のひとつとして万葉の時代から愛でられてきました。 冬に地上部が枯れ、春に萌えるよ …
- チョウジソウ(丁字草)
チョウジソウはかつて国内の河岸などの湿潤地にひろく自生していましたが、造成や護岸工事により減少し、多くの地域で絶滅し環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されています。 冬季は地上部は落葉し枯れこみますが、春、新 …
- キキョウ(桔梗)
晩春から初秋までちらほら開花するキキョウは、秋の七草のひとつとして日本人に深く愛されてきました。原産地は日本など東アジア。色変化や花弁数が増える変異はありますが、種としては一種のみです。国内の自生地も少なくなっており、環 …
- つゆ草、紫つゆ草
ツユクサは日本など東アジア原産でよく見かける一年草の雑草です。古くは月草、鴨跖草(ツキクサ)と呼ばれていました。朝咲いた花は昼にはしぼんでしまう一日花ですので、はかないものを象徴するものとして愛されてきました。 こぼれ種 …
- フジバカマ(藤袴: Eupatorium japonicum)
フジバカマ(藤袴: Eupatorium japonicum)はキク科ヒヨドリバナ属の多年草。日本の秋を彩る草花、秋の七草のひとつでもあります。 万葉の歌人として名高い山上憶良(やまのうえのおくら)が秋の七草に …