バラ、特にオールドローズが好きで名前の由来や育種の経緯などを調べています。
宿根草や葉色が美しい草花や灌木などをアレンジしたバラ咲く庭を愛でるのも長年の夢です。

インディゴ(Indigo)

インディゴ(Indigo)

どんなバラ

9cmから11cm径、 小さな花弁が花芯に密集する、丸弁咲きとなる花形。
花色はパープル、またはパープルの色合いが濃いクリムゾンとなります。
強い、ダマスク系の香りがします。
明るく、ほんの少しちぢみこんだようなつや消し葉、小さなトゲが密集した、細いけれど、しっかりした枝ぶり、120cmから180cm高さのシュラブとなります。鉢植えも可能な大きさです。

育種の経緯・品種名の由来

1830年ころ、フランスのラッフェイ(Jean Laffay)が育種・公表しました。交配親は不明です。ときに、非常に深いヴァイオレットの凄みのある花色となることがあります。

インディゴ(Indigo)
Photo/Rudolf [CC BY SA-3.0 via Rose-Biblio]

インディゴは古代から使用されていた染料です。インドなどアジア南部に自生していたインディゴフェラ・ティンクトリア/Indigofera tinctoriaの葉を絞って得られます。ジーンズなどの染色などにも広く利用されていましたが、現在は同色の化成染料に代わっています。 命名の由来はこの、”インディゴ(”インド藍)”にあるものと思われます。