- ランブラー・ローズ~Best of the Best
ランブラーはつぎの6グループの系列に分けると整理しやすいと考えています。 春、ランブラー・ローズが彩り華やかに開花し眩暈を覚えるほどの香りを放つとき、多くの人々が魅了されることまちがいないでしょう。ここままで系列ごとに多 …
- ウィックラーナ・ランブラー④~フィナーレに向けて
5cmから7㎝径、開花当初は25弁ほどの高芯咲き、しだいに乱れがちな丸弁咲きとなります。花色は白またはわずかにクリームがはいったようなオフ・ホワイト。明るい色合いの照り葉、固めの枝ぶり、350cmから500cm高さのクラ …
- ウィックラーナ③~ポスト・ジュランヴィル
1906年、バルビエ兄弟によりフランソワ・ジュランヴィルが育種・公表された後、ウィックラーナ交配種の公表ラッシュはおだやかなものに変わりました。下垂するランブラーを庭植えするという庭愛好家の要望が低調になったのではなく、 …
- ウィクラーナ・ランブラー②~競い合い
アメリカでも、さらにフランスからも育種家たちが加わるようになり、この新しい潮流は20世紀の初めのバラ育種界を華やかに彩ることになりました。
- ウィクラーナ・ランブラー①~はじまり
原種テリハ(照り葉)・ノイバラは、名前のとおり葉面の照りが特徴的です。国内ではおもに関東南部以西、海外では、中国東部、台湾、韓国など比較的温暖な地域の河岸、丘陵地などに自生しています。 原種名についてはかなり混乱がありま …
- 原種系ランブラー~セティゲラ、フィリペス、ソウリエアナ
ランブラーはノイバラ、照葉ノイバラなどを中心に六つの系統に分類できると思っています。今までそれぞれの系統ごとに品種を解説してきました。今回はセティゲラ、フィリペス、ソウリエアナ系のランブラーをご紹介します。小さな寄せ集め …
- 原種系ランブラー~ムスクローズと近縁種
バラ科、バラ属のシンスティラエ節(Sec. Synstylae)には多くの原種ランブラーが属しています。ノイバラ、照葉ノイバラの他、ここでご紹介するムスク・ローズ(Rosa moschata)もそのひとつです。小輪または …
- 原種系ランブラー~モッコウバラ
「ええ、バラなの?」と驚かれることもありますが、モッコウバラ(Rosa banksiae)はれっきとしたバラです。 2~3cm径の八重の花が、早春にこぼれるような房咲きとなります。色はホワイト、軽く香ります。幅狭、葉先が …
- ロール・ダヴー(Laure Davoust)~美しい不思議ランブラー
ロール・ダヴーは、淡いピンクに花開く、もっとも美しい、それゆえに最も愛されているランブラーだと言ってもいいのではないでしょうか。 5cmから7cm径ほどの小・中輪、花弁がぎっしりと詰まったカップ型、またはロゼッタ咲き、花 …
- センペルヴィレンス(Rosa sempervirens)
淡いピンクや白花を豪華に咲かせるセンペルヴィレンス・ランブラー。育種家アントワーヌ・ジャックと雇用主オルレアン公爵ルイ =フィリップの物語。
- エアシャー・ローズ(The Ayrshire Rose)
タイトルのエアシャー・ローズは実は原種交雑種で、元となった原種のひとつがロサ・アルヴェンシス(R. arvensis)です。 5cmから7cm径、シングル、平咲きとなる花形。開花時、花数は多いものの房咲きとなることはあま …
- ノイバラ(野茨)系ランブラー
国内でいちばんよく見ることができる野性バラはノイバラ(野茨)です。ただ、日本固有種ではなく朝鮮半島や中国東部にも自生しています。 花径は2cm径前後、花色は純白、ときに淡いピンクとなる変化が見られます。卵型の、くすみのあ …
- ダマスクローズ~終わりは常に美しい
19世紀に入ると、ジャン・ラッフェイ(Jean Laffay)やフランソワ・ラシャルム(François Lacharme)などの当時の先進的な育種家たちは返り咲きする大輪花種の育種に熱心に取り組むようになりました。その …
- ダマスクローズ~返り咲き性の獲得
ヨーロッパでは、11世紀から知られているダマスクローズですが、古い時代からサマーダマスクと呼ばれる春一季咲きのものと、オータムダマスクという秋にも開花する二季咲きのものとがありました。このことは、『ダマスクローズ~古い由 …
- ダマスクローズ~古い由来の香りのバラ(1800年代~育種家の時代)
ダマスクローズは13世紀あるいはそれ以前かもしれないとされるなど、古い時代にヨーロッパへもたらされたためどんな由来なのかを調べることが出来ない品種ばかりでした。しかし、1800年代にはいると、ダマスクローズもケンティフォ …
- ダマスクローズ~古い由来の香りのバラ(1700~1800年代)
18世紀の終わり頃になると、おもに王侯貴族のあいだでバラの花が庭やサロンの会場などで飾られるようになり、とくに大輪で花弁が密につまったケンティフォリアや赤や紫に花開くガリカが持てはやされるようになりました。 それに反しダ …
- ダマスクローズ~古い由来の香りのバラ(~1600年代)
マスクローズは中東のダマスカスからヨーロッパへもたらされました。どこから来たのかすぐにわかる名称です。 明るいピンクに花開く、濃密な香りを放つこのバラは、11世紀以降、十字軍に参加した騎士や僧侶たちが帰国のさい持ち帰った …