コンテス・ド・ミュリネ(Comtesse de Murinais)- moss
どんなバラ?
7cmから9cm径26弁から40弁ほど、花弁が花芯に密集した丸弁咲きとなる花形、中心に緑芽ができることもあります。
ライト・ピンクに色づいていたつぼみは開花するとクリーミィ・ホワイトへ変化します。
強くはありませんが、さわやかな香り。
ボール紙の表面のようなザラリとした感触のつや消し葉、顎や株肌には少し強めの小突起がびっしりとつく、120cmから180cm高さほど、モス・ローズとしては大型のシュラブとなります。比較的細い枝ぶりゆえに、伸びた枝はアーチングします。
春一季咲きですが、ダマスク系モスローズ(返り咲きすることが多い)としてクラス分けされています。
育種者、育種年など
1843年発行の『メーヌおよびロワールにおける園芸植物一覧(Travaux du Comice Horticole du Maine et Loire)』にジャン=ピエール・ヴィベールが育種したと記載されています。
モス・ローズはもともとは、ケンティフォリアの変種として出現しましたが、この品種はコケ状の小突起が生じる同じ樹形でありながら、ダマスクからの枝変わりで生じた”ダマスク系のモス・ローズ”と見なされています。
モス・クラスの白花としては最も一般的に見られる品種であることから、ホワイト・モス(White Moss)と呼ばれることもあります。
英国のバラ研究家であるトーマス・リバース(Thomas Rivers)は著書のなかで次のように解説しています。
‘コンテス・ド・ミュリネ’は、非常に生育旺盛な新しい白いモスローズです。ダマスクローズとの交配によって生まれたと思われる、実に素晴らしい品種で、葉や樹形はダマスクローズの特徴を色濃く受け継いでいます。
『バラ愛好家のための手引き(Rose Amatteur’s)Guide 』第4版、1846年
非常に丈夫なため、昨シーズン、私の若い株は6フィート(約1.8メートル)以上の長さの枝を伸ばし、太い乗馬杖ほどの太さになりました。花芽は苔に覆われていますが、花は八重咲きではありません。花は大きく、開花初期はほんのり赤みを帯びていますが、すぐに純白に変わります。私はこのバラを非常に高く評価しています。なぜなら、これをパーペチュアル・ホワイト・モスと交配することで、容易に種子が得られると予想しており、それによって、いずれ秋に咲く白いモスローズが生まれると信じているからです。


