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バラ、特にオールドローズが好きで名前の由来や育種の経緯などを調べています。
宿根草や葉色が美しい草花や灌木などをアレンジしたバラ咲く庭を愛でるのも長年の夢です。

アガタ・インカルナータ(Agatha Incarnata)- gallica

アガータ・インカルナータ(Agahta Incarnata)

Photo/AgathaIncarnata [CC BY SA-4.0 via Rose-Biblio]

アガタ・インカルナータ(Agatha Incarnata)- gallica

どんなバラ?

7cmから9cm径、17から25弁ほどのダブル咲きまたはオープン・カップ型となる花形。
花色は淡いピンクからライト・ピンク、ヴィヴィットな色合いになるなど変化が大きいです。花芯は色濃く染まる、うっとりするほどに美しい花色です。
強い香り。
丸みを帯びたつや消し葉。鋭くフックしたトゲ、120cmから150cm高さほどのこんもりと茂るシュラブとなります。

育種者、育種年および品種名の由来など

1811年、クロード-トマ・グラパン(Claude-Thomas Guerrapain)により刊行された『婦人のためのバラ年誌(Almanach des Roses, dédié aux dames)』に’Agathe carnée(肌色アガタ)’という品種名で記載されているのが文献上の初見と言われています。オランダからフランスへ導入されたとみなされていますが、1811年からどれくらい遡れるかは不明のままです。

ガリカにクラス分けされるのが通常ですが、ピンクの花色と強い香り故か、グラハム・トーマスなど、ダマスクにクラス分けする研究者もあります。

アガサ・カルネ(Agatha carnée)、アガサ・マリー=ルイーズ(Agatha Marie-Louise)デュセス・ダングレーム(Duchess of Anguleme)などと呼ばれることもあるようです。
ただ、ダマスクにクラス分けされているマリー・ルイーズとこのアガタ・インカルナータは花色などに大きな違いがあり、別品種だというのが一般的な理解ですし、デュセス・ダングレームと同じであるかどうかも議論があり結論めいた見解は出されていません。ここでは、マリー・ルイーズはダマスクの別品種、デュセス・ダングレームも淡いピンクのガリカであり、似通っていますが違う品種だとしておきます。

Friedrich Johann Justin Bertuch ”子供のための絵本(Bilderbuch für Kinder)” IV、1802、Pierre-Joseph Redouté “Agatha Incarnata”, 1824はこの品種の美しさをよく伝えていると思います。

Friedrich Johann Justin Bertuch ”子供のための絵本(Bilderbuch für Kinder)" IV、1802
Friedrich Johann Justin Bertuch ”子供のための絵本(Bilderbuch für Kinder)” IV、1802
Pierre-Joseph Redouté "Agatha Incarnata"、1824
Pierre-Joseph Redouté “Agatha Incarnata”、1824


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