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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

ウィエ・パルフェ(Oeillet Parfait)- gallica

ウィエ・パルフェ(OeillParfait_gallica)

Photo/Guillaume Epinal [CC BY SA-3.0 via RoseBiblio]

ウィエ・パルフェ(Oeillet Parfait)- gallica

どんなバラ?

7cmから9cm径、40弁ほどのロゼッタ咲きとなる花形。しばしば花芯にグリーンアイが形成されます。
白い花弁にモーヴ(藤色)、またはパープリッシュなミディアム・ピンクの筋が入りストライプとなる花色。
香りはわずかです。
卵形で表面に少し縮緬のような縮れが生じるつや消し葉。細く、固い枝ぶり、120cmから180cm高さのシュラブとなります。

育種者、育種年など

1842年ころからヨーロッパ各国のバラ販売リストに載るようになり、以来、鮮やかなストライプ種として高い人気があります。
ガリカにクラス分けされることが多いですが、いやダマスクだとする研究家もあるし、実はガリカの’ウィエ・パルフェ’とダマスクの’ウィエ・パルフェ’がともに存在するのだと解説されることもあります。

HelpmeFindに掲載されている多くの記事のサマリーから判断すると、現在流通している’ウィエ・パルフェ’はガリカとされるストライプ種と鮮やかなピンクとなるダマスクの’ウィエ・パルフェ’に分別されています。花色以外はよく似ているので、元は同じ品種であったものが、年を経るに従い、ストライプのガリカとストライプが消えたダマスクとして定着したのかもしれませんが、ここではガリカとダマスクの同名・異種があるということにしました。

市場に出回りはじめた頃、英国のバラ研究家のトーマス・リバースが残したガリカ種としての記述が秀逸です。

この系統の絞り咲きのバラに、とりわけ注目に値する品種が一つ加わりました。それは’ウイエ・パルフェ(Œillet parfait)’です。フランス西部で作出されたこのバラは、その真価が認められる前に世に送り出されました。ダマスクローズとフレンチローズ(ガリカ)の交配種であり、美しく縞模様の入った花はカーネーションと見紛うほどそっくりです。白に近い薄ピンクの地色に、ダークレッドとクリムゾンのストライプが鮮明に入っており、その美しさにおいて右に出る絞り咲きのバラはありません。

Thomas Rivers, The Rose Amateur’s Guide”, 1843

ガリカかダマスクかの疑問への回答は、ジョワイヨ教授の解説が適格だと思います。

ガリカ・ローズ’ウイエ・パルフェ(Oeillet Parfait)’
フラール(Foulard)作出(1841年?)
この品種については、分類上の混乱が見られる。ガリカ・ローズに分類されることもあれば、ダマスク・ローズとされることもある。実は、この名前を持つバラは少なくとも2種類存在した。
最初の品種は1830年以前に登場したもので、アノネー(Annonay)の苗木業者であるジャックメ=ボンヌフォン父子(Jacquemet-Bonnefont, Pere et Fils) によって作出された。もう一方は、アンジェ(Angers)のアマチュア愛好家フラール(Mos. Foulard)が作出したダマスク・ハイブリッドで、1841年にヴィベールによって記述されている

Francois Joyaux, “La Rose de France”, 1998

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