Photo/Naturwuchs Nursery [CC BY SA-4.0 via RoseBiblio]
ウィエ・パルフェ(Oeillet Parfait)- damask
どんなバラ?
7cmから9cm径、40弁ほどのロゼッタ咲きとなる花形。しばしば花芯にグリーンアイが形成されます。
花色は全体的に濃淡が出るストロング・ピンク。華やかな色合いですのでブライト・ピンクと表現したほうが良いかもしれません。
香りはわずかです。
明るい色調のつや消し葉。120cmから180cm高さのシュラブとなります。
育種者、育種年など
1842年ころからヨーロッパ各国のバラ販売リストに載るようになりました。当初から、ストライプ種だ、いやブライト・ピンク単色だと、記述に大きな違いがありました。
ガリカにクラス分けされることが多いですが、いやダマスクだとする研究家もあるし、実はガリカの’ウィエ・パルフェ’とダマスクの’ウィエ・パルフェ’がともに存在し、ともにストライプとなるのだと解説されることもあります。
ここでは、ストライプのガリカ種とピンク単色のダマスク種の2種が存在しているとしました。
ウィエ・パルフェ(Oeillet Parfait)とは”完璧なピンク”という意味です。
ガリカかダマスクかの疑問への回答は、ジョワイヨ教授の解説が適格だと思います。
ガリカ・ローズ’ウイエ・パルフェ(Oeillet Parfait)’
Francois Joyaux, “La Rose de France”, 1998
フラール(Foulard)作出(1841年?)
この品種については、分類上の混乱が見られる。ガリカ・ローズに分類されることもあれば、ダマスク・ローズとされることもある。実は、この名前を持つバラは少なくとも2種類存在した。
最初の品種は1830年以前に登場したもので、アノネー(Annonay)の苗木業者であるジャックメ=ボンヌフォン父子(Jacquemet-Bonnefont, Pere et Fils) によって作出された。もう一方は、アンジェ(Angers)のアマチュア愛好家フラール(Mos. Foulard)が作出したダマスク・ハイブリッドで、1841年にヴィベールによって記述されている
敬愛する園芸家グラハム・トーマスは珍しく詩的な表現でこの品種を賞賛しています。
古くからあるダマスク・ハイブリッド・ローズの’ウイエ・パルフェ(Oeillet Parfait)’が、カメラに向かってその姿を見せています。瑞々しい緑の葉や、花弁がぎっしりと詰まった花に注目してください。花が開くにつれて花弁は外側へと反り返り、やがて豊かな香りを放ちながら、まるでボールのような丸い形になっていきます。この品種は1841年にフランスで作出されました。なお、同名のガリカ・ローズにもストライプ(縞模様)が入った品種が存在することに留意が必要です。
Graham Stuart Thomas, ”An English Rose Garden: Gardening with Roses at Mottisfont Abbey”, 1991


