hoto/Krzysztof Ziarnek [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]
ベル・エルミニー(Belle Herminie)- gallica
どんなバラ?
7cmから9cm径、40弁を超えるロゼッタ咲きとなります。しばしば花芯に緑芽が生じます。
花色はパープリッシュなディープ・ピンク、パープル/カーマインのように濃色となることもあるようです。花弁縁などに紫あるいは深紅の大きな班模様できます。
香りは中程度。
丸みを帯びたつや消し葉。剛毛のような小さなトゲがまばらに生じます。120cmから150cm高さのシュラブとなります。
育種者、育種年など
この美しいガリカがいつ、だれによって生み出されたのか不確かな点がありますが、ジョワイヨ教授による解説が当を得ていると思います。
コクレル(Coquerel)/1829年以前、またはヴィベール/1821年から1838年の間)…
この品種の真正性は定かではない。上記で記述したライ(著名なバラ園)の標本は、ル・アーブルの愛好家コクレルの作とされている。
この’ベル・エルミニー’は、1829年のプレヴォーのカタログに実際に掲載されており、次のように記述されています。「紫褐色の枝、腺毛があり、棘はない。中輪の花、満開、淡いライラック色の果肉、淡い縁」
…疑問が生じるのは、ライの標本は縁がより淡い色をしているものの、「棘がない」わけではなく、その色調も実際には「淡いライラック色の果肉」とは言い難いからだ。当時のカタログには、’ベル・エルミニ’や’ベル・エルミオーヌ’など、他にも多数の’ベル・エルミニー’が記載されている(これらが異なる品種なのか、単なる誤りなのかは不明)。
フランソワ・ジョワイヨ(Georges Leveque Francois Joyaux)
ヴィベールだけが、1821年から1826年、そして1838年に約15種類の’ベル・エルミニー’を入手し、カタログの中で番号を振って区別した。コクレルの標本とは異なり、後者はライの標本と同様に斑点模様がある。これが実際にはヴィベールの採集標本である可能性も否定できない。
『ラ・ローズ・ド・フランス(La Rose de France)』書籍(1998年7月)
クラモアジ・ポンクテュエ(Cramoisi ponctué;”深紅のポイント”)という別名でも流通しています。


