Photo/Rudolf [CC BY SA-4.0 via Rose-Biblio]
ヴァン・アルテフェルデ(Van Artevelde)- gallica
どんなバラ?
9cmから11cm径、40弁を超えるカップ型・ロゼッタ咲きとなる花形。
花色はダークレッドあるいはクリムゾン、濃色が均一に染まる色合いが印象的です。
香りは中程度。
卵型のつや消し葉。株肌には剛毛のような小さなトゲが密生しますが、トゲはほとんどありません。120cmから180cm高さの中型のシュラブとなります。
育種者、育種年など
1847年に発行された『故ルイ・パルマンティエ氏が収集した貴重なバラコレクションのカタログ(Catalogue de la riche Collection de Rosiers, formée par feu M. Louis Parmentier)』にはリストアップされていません。
1846年に刊行された、ベルギーの園芸家ルイ・ヴァン・ホウテ(Louis Benoît van Houtte:1810 – 1876)による園芸誌『ヨーロッパの温室/庭植え草花(Flore des serres et des jardins de l’Europe)』で紹介されたのが文献上での初見のようです。
そのため長くヴァン・ホウテ作出のバラとされてきましたが、ヴァン・ホウテ自身は自ら育種を行うことはなかったことから、現在ではルイ・ヴァン・ホウテと親しかったルイ・パルメンティエ作出の可能性が強いと判断されるようになりました。
品種名の由来など
フランスのジョワイヨ教授は著作『ラ・ロズ・ド・フランス(La Rose de France)』のなかで、中世フランドルの都市貴族であったヤコブ・ファン・アルテフェルデ(Jacob van Artevelde:1290頃 – 1345)にちなんで命名されたのではないかと記述しています。

