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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

ブランシェ・ド・ベルジック(Blanche de Belgique)- alba

ブランシェ・ド・ベルジック(Blanche de Belgique)

Photo/Wilrooij [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]

ブランシェ・ド・ベルジック(Blanche de Belgique)- alba

どんなバラ?

7cmから9cm径、ルーズなカップ型、花芯のみ花弁が密集して開ききった外縁部とのコントラストが新鮮です。
クリーミー・ホワイトのつぼみは開花すると純白となります。
強く香ります。
楕円形の、くすんで灰色っぽい色合いの小葉、細く、固い枝ぶり、立ち性の180cmから210cm高さのシュラブとなります。

育種者、育種年など

品種名ブランシェ・ド・ベルジック(”ベルギーの白花”)から推察できるように、ベルギーからフランスへもたらされた品種のようです。文献への初出は1820年、したがって1820年以前には市場へ出回っていましたが、そんな経緯から育種者も正確な育種年も不明のままです。

『園芸・家庭菜園・家庭農業ジャーナル(Journal of Horticulture, Cottage Gardener and Home Farmer)』1887年版での記述が適格のように感じますので引用します。(Google翻訳に多少の修正)

壁や柱、あるいはアーチを覆うのに適した、つる性や、長く伸びて広がる性質を持つバラには、実に多様な品種が存在します。
古い庭園などでは、それらが豪奢に枝を広げ、何千もの花を咲かせている光景に出会うことがあります。我が家のポーチには、そうしたバラが2株植えられており、無数の花が混じり合いながら、目を楽しませてくれています。
どちらも古い株で、品種名はとうの昔に失われてしまいましたが、立派な名前を持つバラに劣らず、大切に愛でています。そのうちの1株は、濃い緑色のざらついた葉を持ち、端正な白い花を咲かせます。花の中心がわずかにピンク色を帯びることもありますが、ほとんどは純白です。枝には、これ以上ないほどびっしりと花が咲き誇ります。ポーチを横切るようにアーチを描く枝は、まるで花だけで作られた自然のリース(花輪)のようです。ただし、蕾の状態ならともかく、開花した花を切り花として利用するのにはあまり向きません。
ある著名なバラ専門家によれば、これは‘ブランシュ・ベルジック(Blanche Belgique)’というロサ・アルバ(Rosa alba)系の品種であり、大陸(ヨーロッパ本土)から伝わったものだそうです。もう1株は、これとは性質が大きく異なります。花はごく淡いピンク色で、繊細な花弁が引き締まった楕円形の蕾を形作ります。先ほどのバラほど大きくは開きませんが、切り花にはこちらの方が適しています。これは’ブラッシュ・ブルソー(Blush Boursault)’という品種と考えられています。この系統には、鮮やかな色彩を誇る見事なつるバラがいくつかあり、いずれも旺盛に枝を伸ばし、驚くほどたくさんの花を咲かせるのが特徴です。

“Journal of Horticulture, Cottage Gardener and Home Farmer”, 1887

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