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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

コンプリカータ(Complicata)- gallica

コンプリカータ(Complicata)

コンプリカータ(Complicata)- gallica

どんなバラ?

9cmから11cm径前後の、シングル、平咲きの花となります。
花色は明るいピンク。花弁の基部は白く色抜けし、全体としてはグラデーションがかかったような色合いとなります。イエローのシベがアクセントとなります。
シングル咲きの大輪花のよさは、そのすがすがしい印象にあると思います。花弁が風にそよぐ様子実に可憐です。
軽く香ります。
幅広の、まるみを帯びた、くすんだ、しかし、明るい葉緑。トゲの少ない細めながら、固めのしっかりした枝ぶり。120cmから180cm高さの横這いするシュラブとなります。ガリカはどちらかというと立性となる樹形の多いのでその枝ぶりは特異な印象を受けます。

品種名の由来など

1864年頃、動物学者で植物学者のジャン・シャルル・マリー・グルニエ(Jean Charles Marie Grenier)が発見しました。ガルニエはこの品種をRosa reuteri(ローザ・レウテリ)の変種と判断しましたが、その後研究者の間で何度も改名されて混乱を招きました。
フランスのジュール・グラヴローは、バラ園ロザリー・ド・レ(Rosarie de l’Hay)の開園に際し、’Complicata’という品種を注文して植栽し、一般にはその品種名でよく知られることとなりました。しかし、この株は実際にはナーサリーのミスで違う品種だったようです。’complicata’という品種名自体、「(花弁等の)重なりがある/コンパクト化された」という意味になるとのことですので品種名とシングル咲きの実株との違いが明白です。
したがって、今日、わたしたちが鑑賞している’Complicata’は名称と実株に違いがある「間違い品種」であるということになります。市場に出回っている実株は最近のゲノム解析により、ガリカと原種ロサ・グラウカ var. コンプリカータ(R. glauca var. complicata)の自然交配種であろうとされるようになりました。

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