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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

デュセス・ド・バクルー(Duchesse de Buccleugh)- gallica

デュセス・ド・ブックルー

Photo/Rudolf [CC BY SA-3.0 via RoseBiblio]

デュセス・ド・バクルー(Duchesse de Buccleugh)- gallica

どんなバラ?

飾りつけたような大きな萼弁に包まれたツボミは、開花すると11cmから13cm径の大輪、浅いカップ型、ロゼッタ咲きとなります。
花色はビビィット・ピンクまたは少し濁って深い色合いのピンクとなります。ときにモダンローズのような真紅が出ることでも知られています。
ダマスク系の強い香り。ガリカのなかでもとりわけの遅咲き品種として知られています。
卵形のつや消し葉。剛毛のような繊毛が生じますが、トゲはほとんど見られません。古い由来のガリカによく見られる特徴です。150cmから250cm高さの大型のシュラブとなります。

育種者、育種年など

『パリ王立園芸協会紀要(Annales de la Société Royale d’Horticulture de Paris)』1837年版にヴィベール作出、デュセス・ド・ベネレンチ(Duchesse de Benelench)という品種名で記録されたのが、この品種の文献上の初見のようです。

ただ、真紅となることがある花色、大輪花となるなどHTのようなモダンローズに近い特徴があることから、ヴィベールの後継者であるロベール(M. Robert)により、1846年あるいは1860年ころに育種されたのではないかという説もあります。ここでは、1846年ヴィベール晩年期の作出としました。

デュセス・ド・バクルー~品種名の由来

Duchesse de Buccleugh(バクルー公爵夫人)はスコットランドのバクルー公爵夫人ということですが、17世紀の公爵領となって以来、幾人ものバクルー公爵夫人がおられるので、何代目の公爵夫人にささげられたのか不明のままです。
また、なぜフランス人であるヴィベールがスコットランドの公爵夫人にささげたのかもわかっていません。

アン・スコット、初代バクルー公爵夫人(1651–1732)
アン・スコット、初代バクルー公爵夫人(1651–1732)

エリザベス・スコット、第3代バッククルー公爵夫人(1743年 - 1827年)
エリザベス・スコット、第3代バッククルー公爵夫人(1743年 – 1827年)
シャーロット・モンタギュー・ダグラス・スコット、第5代バッククルー公爵夫人(1811-1895)
シャーロット・モンタギュー・ダグラス・スコット、第5代バッククルー公爵夫人(1811-1895)

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