カマユー(Camaieux)- gallica
どんなバラ?
7cmから9cm径前後の、丸弁咲きとなる花形。
花色は白と濃いピンク、またはモーヴ(藤色)とのストライプとなります。花色の変化が多いストライプ種のなかにあって、この品種は安定した発色をします
軽くスパイシーな香り。
楕円形の、くすんだ、深い葉色はガリカに典型的なものです。小さな、突起状のトゲが生える、細めの枝ぶり、90cmから100cm高さのコンパクトなブッシュとなります。小さな樹形のストライプ種として、非常に人気のある品種です。
カマユー(Camaieux)とは、縞模様となった宝石のことです。
育種者、育種年など
ジャン₌ピエール・ヴィベール(Jean-Pierre Vibert)によるバラ・カタログ『Observations sur la Nomenclature et le Classement des Roses(バラの命名法と分類に関する考察)』の1831年版に
「ストライプの多色咲き、マーブル模様となるプロヴァン(ガリカ)ー ローズ・カマユー、中輪花、ストライプのライラックピンク」という記述つきで公表されました。
これがこの品種の文献上における初見となりました。そのことから、長い間、ヴィベールが前年の1830年に育種したのだろうと理解されてきました。しかし、実際は彼自身の育種ではなく、ロワーヌ地方アンジュー(Anjou)の育種のアマチュアであったジェンドロン氏(Mon. Gendron)が(現在では不明の単色咲き品種の中から)発見して公表したという説が定説になりつつあるようです。
ジョワイヨ教授による解説がとても説得力があります。
カマイユ・ガリカ(Camaïeu Gallica)
“La Rose de France”, 1998
ジェンドロン(Gendron)作出、1826年
…多くの資料ではこのバラの作出者はヴィベールとしているが、実際にはアンジュー地方のアマチュア愛好家ジェンドロン(Gendron)によって作出されたものだ…1826年に初めて開花したのだろう。著者が確認できた最も古い記録は、同じくアンジュー地方のルロワ(Leroy)による1833年のバラのカタログに見られるものだ…花は単独で咲くこともあれば、2~3輪の房咲きになることもある…

