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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

ベレニス(Bérénice)- gallica/centifolia

Berenice

Photo/Salicyna [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]

ベレニス(Bérénice)- gallica/centifolia

どんなバラ?

7cmから9cm径、40弁を超える丸弁咲き、またはカップ型ロゼッタ咲き。
花色は中心部はストロング・ピンク、外縁部は明るいピンクに色抜けするのが一般的です。ときに芯に深いピンクが出て外弁まで染めることもあるなど、花色には変化が大きいです。
微香。
卵形のつや消し葉、トゲの少ない枝ぶり、150cmから180cm高さのシュラブとなります。

育種者、育種年など

ジャン₌ピエール・ヴィベール(Jean-Pierre Vibert)によるバラ・カタログ『Observations sur la Nomenclature et le Classement des Roses(バラの命名法と分類に関する考察)』に1818年育種のガリカとしてリストアップされています。のちの時代の研究者のなかには、花形、花色などの特徴からガリカではなく、ケンティフォリアにクラス分けする人もあります。

ベレニス(ベレニケ)~品種名の由来

ベレニス(またはベレニケ)は女性の名前です。なじみの薄い品種名ですが、ヨーロッパでは比較的知られた物語に登場するヒロインです。

“Titus and Berenice” Painting unknown [Public Domain via Wikimedia Commons]

時は初期キリスト教が各地で迫害にあった紀元1世紀ころのこと。
ローマ軍の将軍ティトゥスは智謀にたけたユダヤ王ヘロデを重く用い、その叛乱をおさえるなど功績が認められ後に皇帝にまでのぼりつめました。ベレニスはヘロデ王の娘でティトゥスの愛人でした。皇帝についたティトゥスは彼女を皇妃にすえようと試みましたがローマ人の反対にあい断念しました。
17世紀のフランスの劇作家ジャン・ラシーヌ(Jean Baptiste Racine:1639-1699)は戯曲『ベレニス(Bérénice )』でティトゥスとベレニスの愛と葛藤を描きました。

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