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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

ネストール(Nestor)- gallica

Nestor

ネストール(Nestor)- gallica

どんなバラ?

7cmから9cm径、35弁ほどのロゼッタ咲きまたは丸弁咲きとなる花形。しばしば花芯に緑芽が生じます。
花色はミディアム・レッド(ARS)として登録されていますが、現在市場に流通している品種はストロング・ピンクとなることが多いものです。強い香り。
卵形、縁のノコ目が強く出るつや消し葉、固いけれど細めの枝ぶり、90cmから120cm高さの小さめのシュラブとなります。

育種者、育種年など

Nestor
Photo/Salicyna [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]

1834年または1841年、フランスのジャン=ピエール・ヴィベール(Jean-Pierre Vibert)が育種・公表しました。交配親はわかっていません。
じつは疑問点があげられています。この品種についての古い記述では花色はカーマイン・レッドあるいはクリムゾンとしていることです。

ARSでの登録もミディアム・レッドとなっていて、現在出回っている品種の花色であるストロング・ピンクとは明らかに違いがあります。1950年ころ、別の品種が”Nestor”にすり替わってしまったのかもしれません。

しかし、この偽物っぽい品種はじつに美しいガリカです。ある意味、もっとも完成の域にあるピンクのガリカと言ってもよいのかもしれません。

命名の由来など

ネストールは、ギリシャ神話に登場する戦士です。壮年の猛々しい戦士としてよりも、老いた、しかし、老獪な策謀家として登場することが多い人物です。
トロイ戦争の顛末を歌った叙事詩『イーリアス』においては、たくみな戦術でギリシャ軍内で信頼をかちえる老将として登場します。

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