Photo/Raymond Loubert [CC BY SA-4.0 via Rose-Biblio]
タリア・ラ・ジェンティーユ(Thalie La Gentille)- gallica
どんなバラ?
5cmから7cm径、40弁を超えるカップ型・ロゼッタ咲きとなります。しばしば花芯に緑芽が生じます。
花色は、ミディアム・ピンクまたはディープ・ピンク、時にビビット・ピンクになるなど変化が大きく、また、花弁の外縁は淡く色抜けします。数輪の”連れ”咲きとなることも多く、中輪花ですが、非常に優雅です。
強い香り。
大きめなつや消し葉。フックした鋭いトゲ、150cmから時に200cm高さとなる直立性のシュラブ。ガリカにクラス分けされることが多いのですが、トゲの様子、樹形などにはダマスクの影響が強く出ているという研究者の記述もあります。
育種者、育種年など
1811年以前にジャック=ルイ・デスメ(Jacques-Louis Descemet)によって育種されたとみなされています。
1811年に刊行されたクロード-トマ・グラパン(Claude-Thomas Guerrapain)により刊行された『婦人のためのバラ年誌(Almanach des Roses, dédié aux dames)』にタリアやユーフラシーヌについての記載があり、その文脈からデスメにより育種されたことが明白だと判断されました。
品種名の由来など

タリア・ラ・ジャンティーユ(優しい女神タリア)という品種名はイタリア、ルネッサンス期の大画家サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli:1444-1510)が1482年頃描いたとされる、春(La Primavera)で描写された”三美神(タリア、ユーフラシーヌ、アグライア)”のうちのひとりです。
デスメはこのクローリスに加え、残りの二美神、ユーフラシーヌ・レレガント(Euphrosyne l’élégante)およびアグライア(Aglaïa)にちなんだバラを育種・公表しています。
(なお、ユーフラシーヌ・レレガントは本来の株は消失したものとみなされています)


