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バラ、特にオールドローズ、ランブラーが好きです。
品種名の由来や込められた思い、あるいは背景となった物語、
また、育種者が生きた時代などへの想像をふくらませる作業などを続けています。
バラと宿根草や、葉色が美しいリーフプランツや灌木などを配置したコテージガーデンの作庭も夢見ています。

アンブロワーズ・パレ(Ambroise Paré)- gallica

Ambroise Prare

/Wilrooij [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]

アンブロワーズ・パレ(Ambroise Paré)- gallica

どんなバラ?

7cmから9cm径、40弁を超えるカップ型・ロゼッタ咲きとなる花形。花色はパープルまたは赤味を帯びたカーマイン/バーガンディ、花弁縁は淡く色抜けします。強い香り。
すこし尖り気味の卵形のつや消し葉。剛毛のような小さなトゲが密生する枝ぶり、120cmから180cm高さの立性のシュラブとなります。

育種者、育種年など

1847年刊行の園芸年誌『ル・ボン・ジャルディニエール(Le Bon Jardinier:”素敵な庭師”)』のガリカの項に
「アンブロワーズ・パレ … 中型、花弁が豊かで、ロゼット状、濃い紫色、斑入り」と記載されているのが文献上での初見のようです。育種年は前年の1846年とされています。

アンブロワーズ・パレ(Ambroise Bare)
[Public Domain via Wikimedia Commons]
負傷兵の足を切断するアンブロワーズ・パレ
負傷兵の足を切断するアンブロワーズ・パレ [CC BY SA-4.0 via Wikimedia Commons]

アンブロワーズ・パレ(1510 – 1590)は、いわゆる床屋外科であり、戦時に従軍し負傷兵の治療を行っていました。
当時銃創の治療には熱した油を注ぐという荒っぽい治療が主流でしたが、軟膏を用いる治療法を工夫し、名声を得るにいたりました。

16世紀の医療は内科が重んじられ、外科医は刃物をあつかう床屋と同列にみなされていたとのことです。パレはさらに血管を縛って止血する工夫も編み出し、後の時代に先駆的な外科医として尊敬をあつめることとなりました。

温厚な人柄で「優しい外科医」と表されたとのことです。
「Je le pansai, Dieu le guérit.(私は彼の傷に包帯を巻き、神が彼を癒した。)」いう言葉を残しています。

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