Photo/Rudolf [CC BY SA-4.0 via RoseBiblio]
アッセンブラージュ・デ・ボーテ(Assemblage des Beautés)- gallica
どんなバラ?
9cmから11cm径、40弁ほどの、ボリューム感たっぷりの丸弁咲き。
花色は開花当初はクリムゾン、花弁の一部が色抜けして白く見えることもあります。熟成するとパープリッシュな色合いが出てより濃色になったり、逆に全体に色抜けしてモーヴ(藤色)に近くなったりと大きく変化することがあります。
強く香ります。
楕円形の、深い色合いのつや消し葉。大小のトゲが密生する枝ぶり、立ち性の120cmから180cm高さのシュラブとなります。
育種者、育種年など
1818年頃、フランスのジェントルオム(Gentilhomme)が育種したという記述も見受けますが、Gentilhomme(”紳士”)という少し疑問のあるナーサリー名でもあり、一般的に言われている、1823年に育種され、育種者不明、翌年には広く出回るようになっという説をとりたいと思います。
香り高い大輪種、開花時クリムゾンであった花色の変化が大きい品種であり、開花時の豪華さが目を引いたのだと思います。
‘アッセンブラージュ・デ・ボーテ(Assemblage des Beautés)’とは、”美の集合体”といった意味合いでしょうか。
‘ルージュ・エブルーサント(Rouge Éblouissante;”鮮やかな赤”)’、’ポンソー(Ponceau;”ヒナゲシのような赤色”)という別名で流通することもあります。
辛口なバラ解説で知られるグラハム・トーマスは、珍しく最大限の賛辞を送っています。
Assemblage de Beautes (‘Rouge Éblouissante’) フランス、1823年。
“Graham Stuart Thomas Rose Book”, 1994
コンパクトな茂み、本物のとげはほとんどなく、驚くほど鮮やかな花とは対照的な豊かな緑の葉。最初は濃いサクランボ色で、後に紫色になり、多数の小さな花びらが反射してボールになり、硬いボタンの目の中央に小さな緑色の点が現れる。花の素晴らしい絵を作り出し、’アナイス・セガレス’のような柔らかい色調のいくつかと素晴らしいコントラストを作り、’トスカーナ’や他のその色合いの紫と灰色の色調を強める。
これは、いくつかのコレクションでポンソー(ケシの赤)とラベル付けされていることもある。 ケシ色というのは少し大げさだが、確かに鮮やかな色の品種だ。 4フィート(100cm)ほどの高さになる。
英国のバラ研究家ピーター・ビールスも著作『クラシック・ローゼズ(Classic Roses)』のなかで最大限の賛辞を送っています。
‘アサンブラージュ・デ・ボーテ’、’ルージュ・エブルイサント’ 1823年頃
Peter Bieles,”Classic Roses”, 1997
フランスのアンジェで作出。
特徴と基本データ:鮮やかな深紅色の八重咲きで、咲き進むにつれて紫色に変化する……ガリカ・ローズの中でも屈指の美しさを誇る品種の一つ。


