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バラ、特にオールドローズが好きで名前の由来や育種の経緯などを調べています。
宿根草や葉色が美しい草花や灌木などをアレンジしたバラ咲く庭を愛でるのも長年の夢です。

ヘクトール・パルメンティエ(Hector Parmentier)- gallica

Photo/Rudolf [CC BY SA-4.0 via Rose-Biblio]

ヘクトール・パルメンティエ(Hector Parmentier)- gallica

どんなバラ?

7cmから9cm径、26弁から40弁ほど、ボリューム感のある丸弁咲きとなります。
花色のベースはパープリッシュな色合いが加わったディープ・ピンクまたはダーク・レッド。花弁には班模様のような大きな濃淡の縞が生じます。
強い香り。
卵型のつや消し葉。枝肌には剛毛のみ、トゲはほとんど見られません。120cmから150cm高さのシュラブとなります。

育種者、育種年など

1847年に発行された『故ルイ・パルマンティエ氏が収集した貴重なバラコレクションのカタログ(Catalogue de la riche Collection de Rosiers, formée par feu M. Louis Parmentier)』にリストアップされているので、育種者はパルメンティエであることが明らかです。

ヘクトールは下記のとおり、ギリシャ神話に登場する英雄です。バラの品種名としても少なからず使われています。
”パルメンティエのヘクトール”として区別をしておくとよいと思います。

品種名の由来など

ヘクトールを殺害するアキレウス
”Achille vainqueur d’Hector” Painting/Peter Paul Rubens [Public Domain via Wikimedia Commons]

ヘクトールはギリシャ神話に登場する英雄です。その悲劇的な最期が多くの芸術の題材となりました。

ヘクトールはトロイア防衛隊の総大将、勇猛さをもって知られていました。人格者として信望が深く、戦争の原因となった弟パリスをも見放すことはありませんでした。

しかし、プティーアのアキレウスとの一騎打ちに敗れてしまいます。勝ち誇るアキレウスはヘクトールの鎧をはぎ取り遺体を戦車に引かせてトロイの城壁の周りを回り遺体を凌辱します。
トロイの王、父プリアモスはその無残な光景に嘆き悲しみ、自らギリシャ軍のアキレウスの陣を訪れ、ヘクトールの遺体を引き取ることとなりました。

ホメロスが残した『イリアス』のもっとも名高い場面かと思います。

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