Photo/Rudolf [CC BY SA-4.0 via RoseBiblio]
サーパス・トゥー(Surpasse Tout)- gallica
どんなバラ?
7cmから9cm径、40弁を超える花弁が密集した丸弁咲きとなります。
深いピンク、あるいは、パープリッシュな色合いのミディアム・レッドとなる花色。
強く香ります。
くすんだ、蒼みを帯びた、3葉または5葉、葉の中央部から縦に折ったような形になるのが大きな特徴です。120cmから180cm高さの、ガリカとしては比較的大ぶりなシュラブとなります。
育種者、育種年など
オランダのジャン・クレプス(Jean Kreps)が発行していた『極美植物カタログ(Catalogue des plus belles Plantes )』の1790年版に’De Junon’(ユーノー;ローマ神話に登場する女神)という品種名が記録されています。この’De Junon’と’Surpasse Tout’は同種別名とみなされていることから、1790年には知られていた品種ではないかとされています。クレプスのカタログから、オランダまたはベルギー由来であろうとされていますが、育種者は不明のままです。
ただ、深いピンク/ミディアム・レッドとなる花色、カップ型の花形などには新しさが感じられ、18世紀に世に出たとされることには違和感があります。19世紀になってから生み出されたという解説もあり、どちらかと言うと、その解説のほうが説得力があるように感じています。
“Surpasse Tout”とは、”すべてに勝るもの”という意です。”セリゼット・ラ・ジョリー(Cérisette la Jolie;チェリー色の喜び)”という別称でも知られています。

